日別アーカイブ: 2011年9月12日

帳票の悩み

業務用のWEBアプリをやると必ず「印刷」と言う要求が出てくる。 今開発中のアプリは、現状、客先がやっているのはWordの差し込み印刷と言うやつなので、それに対応するデータを出力すると言う方法を選択する予定だ。 これはこれで客がフォームを自由に作る事ができるので悪く無いと思うが、標準で自身のアプリから印刷と言う事を考えるとやはりPDFを利用するというのが最も簡単だろう。 以前はPDFlibを使っていたのだが、運良く僕はまだ安い時代だったから良かったが、ある時期から人の足元を見るように非常に高額な金額となってしまった。 その為、エンジニアはフリーのツールを探しているのだが、単にPDFで印刷と言っても決まったフォームで印刷したい場合、PDFlibで言う所のPPSが簡単なのだが、フリーでこれを実現できているのは無さそうだ。 PPSを利用するとAcrobatの拡張機能で既定のテンプレートPDFに対して位置を決めた出力範囲を設定して、その場所を名前で特定してPHPなどから出力できる為コードがシンプルになる。 座標系で出力する。と言うところまで我慢すれば、テンプレートを読み込めるものがある様で、今、調べているのがTCPDF+FPDIと言うもの。フリーだとこれが良さそうだが、これまでPDFlibのPPSを使ってきた経験からすると、座標系で管理するのは若干面倒と言う気がする。 座標系の場合、縦横の座標を指定して出力させるので、出力場所が多い場合などコードがわかりにくくなる。 PDFlibほど高価では無いが、PPSと同じことが出来そうな、Field Reportsと言うLL言語専用のPDF帳票開発ツールがあるようだ。価格からするとサーバへインストールするタイプで1/5程度の様だ。 この手のライブラリはそれぞれ使い方が違うので、一つ使いこなす為に調査・ノウハウを習得したら、他へはそう移行したくない。 フリーを使いこなすか、有償のツールを使うか悩むところだ。 これ以外にもExcelで出力する等、様々なアプローチはあるのだが、例えばAIRアプリから印刷する事を考えると完全にサーバへ依存するのも避けたい。 出来れば、スタンドアロンで印刷したいが、このAIRの印刷機能が、多少マシになったとは言え、まだまだ業務ユースで使えるレベルではない。 せっかく、PDFリーダーの定番のAcrobatを提供しているAdobe社の製品なのだから、この辺の機能が充実したらAIRももっと業務ユースで利用が広がるのにと思うのは僕だけだろうか。

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